日当たりの良い住宅は、室内まで深く日が差し込んで部屋も明るくなるので、気持ちよく生活することが出来ます。注文住宅を建てる際にも、多くの人が気にするところになります。日当たりは注文住宅のデザインによって実現出来る部分もありますが、多くは家の方角に依存する要素です。日当たりが確保出来る方角を意識して注文住宅を建てるためには、それを可能にする土地が必要になります。
土地選びにおいてはその点に注意して探すことが大切です。しかし、日当たりを確保するためには、土地の方角だけを意識していたのでは十分とは言えません。周辺の建物によって日差しが遮られてしまうことも珍しくないので、周辺建物の調査も重要です。土地は建物と違い現物を見ることに大きな意味はないと考えている人がいるなら、それは大きな間違いです。
確かに書類で分かる情報だけでも、土地に関する大切なことの多くを知ることが出来ます。しかし、周辺の建物と日光との関係に関しては分からない点も多いです。例えば建物が無いことは詳細な住宅地図が有れば知ることが出来ますが、樹木に関してまでは通常分かりません。大きな木が日光を遮っている状態は決して珍しいことではないです。
この点から見れば、資料だけで全てを判断することのリスクが分かります。日当たりの良い住宅での暮らしに夢を感じているなら、土地探しの際に現地にいって周辺の状況を確認することは、欠かすことの出来ない大切なことです。