一生に一度とも言われる住宅の購入ですが、適している年齢は何歳ごろなのかと気になっている人も多いのではないでしょうか。購入時の年齢によってその後の生活設計にも大きな影響が出てくることは確実といえますので、家を買う年齢として最も適したタイミングを確認しておくことも重要です。そこでおさえておきたいのが、ライフステージがどのように進んでいくのかをシミュレーションして、資金計画などを練り上げていく計画性を家族で共有していくことといえます。結婚して生活が安定してくる時期が30代前半と考えると、子どもが生まれて学齢期に差し掛かる30代後半が家を買う年齢に適していると見られます。
実際に住宅購入者の平均年齢を集計した国土交通省の資料でも、注文住宅で・分譲マンションでともに約39歳となっていることもその裏付けと見てよいでしょう。住宅ローンの返済期間も30代後半でしたら現役で仕事を続けていくことができる期間が20年以上にもなりますので、長めに設定することによって月々の返済額を調整することも可能です。また収入的にも、順調に増加していく年代にあたりますのでローンの返済という観点でも、ベストなタイミングと言えるでしょう。もちろん、家を買う年齢はそれぞれの家族の状況によって異なっていることは当然ですから、早すぎたり遅すぎたりすることもありません。
購入したいと考えた時が、自分たちの家族にとってベストなタイミングであるという考え方もあります。大切なのは、家を買う年齢の平均にとらわれることなく、適切な住宅ローンの返済計画をたてていくことにあるとも言えるものです。