注文住宅を建てる時に肝に銘じなければならないのが、無理のない計画を立てることです。必要に迫られて注文住宅を建てる場合でも、急ぎすぎると選択を誤るかもしれません。家は大きな買い物ですので短期間ですぐに決められるようなものではありませんし、一つ一つの仕様や部材等を選んでいくと時間がかかるのは当然です。期日を決めて行動することももちろん大事ですが、それに合わせようとしすぎるあまり、よく考えずに動いてしまうことはリスクにつながるため、余裕をもって対応するように心がけましょう。
無理のない計画を立てるという意味は二つあります。一つはスケジュールの問題です。注文住宅を建てる時には建売住宅を購入する場合と違って長い期間がかかります。まずは土地を押さえてハウスメーカーと契約を結び、要望を伝えつつ詳細な設計を行い、工事を経て引き渡しとなります。
設計を行う段階のところがとても大変なので、これは何度もやり取りを行う必要があると理解しなければなりません。打ち合わせを念入りにすることで希望通りの家にすることができ、後から後悔せずに済みます。資金面で無理をしないことも大切です。お金をかければ理想的な家を建てられますが、やはり予算がありますので予算内に収めるように努力する必要があります。
手持ちの資金と住宅ローンで借りられる額を算出し、ローンの支払いは負担の少ない範囲内で決めるのが鉄則です。月々の支払額だけでなく、賞与支払いも無理をしてはいけません。